タロットのマルセイユ版とライダー版の違い|両方使った私が最初の1組を選ぶなら

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私の手元には、マルセイユ版のタロットが1組あります。

昔、何回か使ってみましたが、絵柄が難しくて続かず、今は使っていません。

ふだん占いに使っているのは、ライダー版です。

最初の1組に迷っているなら、私はライダー版をすすめます。

絵がいちばんわかりやすく、イラストと一緒に意味を覚えられるからです。

ここからは、2つの違いを表で比べたうえで、私がマルセイユ版でつまずいた所をお話しします。

マルセイユ版とライダー版の違いを表で比べる

先に、大きな違いを表にまとめます。

項目マルセイユ版ライダー版
生まれ17〜18世紀ごろのフランスで広まった木版画の系統1909年にロンドンで出版された
小アルカナの数札カップや剣などの記号が、数の分だけ並ぶ56枚すべてに、人物や場面の絵がある
8番と11番8番が「正義」、11番が「力」8番が「力」、11番が「正義」
愚者番号がないことが多い0番
4つのスートの呼び方杯・金貨・剣・棒カップ・ペンタクル・ソード・ワンド
日本語の解説少なめ入門書やネットの解説の多くがこちらの絵を前提にしている
向いている人数や記号から意味を組み立てたい人絵を見て意味を覚えたい人

いちばん大きな違いは、小アルカナです。

大アルカナの22枚は、どちらも絵があり、描かれているものもかなり似ています。

差が出るのは、残りの56枚のほうです。

小アルカナに「人物の絵」があるかどうか

ライダー版の小アルカナは、数札にも人物や場面が描かれています。

ライダー版のカップの3。3人の女性が杯を掲げている
ライダー版のカップの3(1909年版)。数札にも場面が描かれています

たとえばカップの3なら、3人の女性が杯を掲げて喜び合う場面です。

意味を忘れても、絵を見れば「お祝い」「仲間」と思い出せます。

一方、マルセイユ版の数札は、杯が3つ並んでいるだけです。

絵から場面を読むことはできないので、数の意味とスートの意味を組み合わせて読むことになります。

ライダー版で覚えた私には、マルセイユ版が難しかった

私は、マルセイユ版の小アルカナがとても難しく感じました。

ライダー版を先に覚えていたので、絵に頼って読むくせがついていたのだと思います。

数札を見ても、場面が浮かばないのです。

それに、手元のマルセイユ版は絵柄に少し癖がありました。

ライダー版に慣れた目には、なおさら読みにくかったです。

何回か使ってみましたが、結局やめてしまいました。

マルセイユ版が悪いわけではありません。

数と記号から意味を組み立てる読み方が合う人もいます。

ただ、ライダー版で覚えた私には合わなかった、ということです。

ライダー版を選んだのは、最初に買ったから

私がライダー版を使っているいちばんの理由は、最初に買ったのがライダー版だったからです。

使い続けているのは、使いやすいからです。

どちらが正しいかで選んだわけではありません。

でも、今から始める人には、最初に手に取るデッキがライダー版だといいなと思います。

78枚すべてに絵があるので、カードを見ながら意味を覚えていけます。

覚え方は、タロットの意味の覚え方に書きました。

読み方の違いを、もう少し具体的に

同じ「3」の札でも、読み方の入り口が変わります。

読む手がかりマルセイユ版ライダー版
最初に見る所スートの記号と数描かれた人物の表情やしぐさ
意味の出し方数の意味(3なら広がり・形になる)×スートの意味絵の場面から連想し、キーワードで確かめる
覚える量数とスートの意味を覚えれば組み合わせで読める1枚ずつの絵と意味を覚える
つまずきやすい所絵から連想できず、最初は手がかりが少ない絵の印象に引っ張られて、意味を狭く取りやすい

マルセイユ版の数札を読むときの手がかりを、早見表にしておきます。

数よく使われる意味
1(エース)始まり・種
2向き合う・バランス
3広がり・形になる
4安定・土台
5揺らぎ・変化
6調和・助け合い
7試す・見直す
8積み重ね・動き
9完成の手前
10終わりと次への切り替え

スート表すもの
杯(カップ)気持ち・愛情
金貨(ペンタクル)お金・物・現実
剣(ソード)考え・言葉・対立
棒(ワンド)情熱・行動

たとえば「杯の3」なら、「気持ち」が「広がる・形になる」で、喜びを分かち合う場面と読めます。

ライダー版のカップの3の絵と、同じ所にたどり着きます。

また、8番と11番の順番が入れ替わっているので、本や解説を読むときは注意が必要です。

マルセイユ版の「8番」をライダー版の解説で調べると、別のカードの説明を読むことになります。

マルセイユ版とライダー版のよくある疑問

大アルカナの意味は同じ?

基本の意味は大きく変わりません。

ただ、8番と11番の番号の違いと、絵の細かい違いはあります。

大アルカナの意味は、大アルカナ22枚の意味一覧にライダー版の絵で並べています。

ライダー版で覚えてから、マルセイユ版に移れる?

移ることはできます。

ただ、私のように「絵があること」に慣れすぎると、数札で戸惑うかもしれません。

移るなら、数とスートの意味を先に整理しておく必要があります。

人物カードはどう違う?

どちらも、ペイジ(マルセイユ版では従者)・ナイト・クイーン・キングの4種類に人物が描かれています。

人物カードの読み方は、コートカード(人物カード)の読み方にまとめました。

自分で読むのが難しいときは

カードの意味は分かっても、自分のことになると冷静に読めない。

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最初の1組を選ぶなら

迷ったら、ライダー版から始めてください。

絵がいちばん簡単で、イラストと一緒に覚えやすいからです。

日本語の解説も多いので、わからないときに調べやすいです。

マルセイユ版は、数と記号で読むデッキだと知ったうえで、合いそうなら手に取ってみてください。

デッキを買う場所は、タロットカードはどこで買う?に書いています。

最初の一歩は、タロット初心者の始め方からどうぞ。