占い詐欺の手口と見分け方|本を出している占い師に1万円をだまし取られた私の体験談

「本を出している有名な先生だから、きっと本物だろう」

私はそう信じて、ある占い師に1万円を送りました。

結果、鑑定は一度も届かず、お金も戻ってきませんでした。

祖母が占い師で、自分でも四柱推命や西洋占星術を学び、対面鑑定にも何度も通っていた私でさえ、だまされたのです。

占いが好きな人ほど、「この人なら」と信じたい気持ちにつけ込まれやすいのかもしれません。

この記事では、私の実際の被害体験と、そこから学んだ悪質な占い師の見分け方、そして安心して占いを利用するための選び方をお伝えします。

私が占い詐欺にあった体験談

きっかけは図書館で見つけた1冊の本

出会いは、図書館で手に取った本でした。

著者は何冊も本を出している、名前の知られた人。本の中では「神様が見える」と語っていました。

本を出版しているのだから、それなりの実績も信用もある人なのだろう。当時の私は、疑うことなく連絡を取りました。

メールでやり取りし、1万円を送金

やり取りはすべてメールでした。

鑑定料として1万円を送金し、あとは結果を待つだけのはずでした。

ところが、いくら待っても鑑定結果は届きません。問い合わせても、お金が返ってくることはありませんでした。

占いもなし、返金もなし。それで終わりです。

今思えば、こちらが強く抗議すれば、適当な鑑定文をメールで送ってきて「ちゃんと占いました」という形にするつもりだったのではないかと思います。

「本を出しているから正しい」は間違いだった

この経験でいちばん学んだのは、本を出していること、有名であることは、誠実さの証明にはならないということです。

本は、書いた人の考えや世界観を伝えるものです。でも、その人が約束を守るか、お金をきちんと扱うかは、本からは分かりません。

肩書きや知名度で安心してしまったことが、私の失敗でした。

こんな占い師には要注意|危険なサイン7つ

自分の体験と、これまで多くの鑑定を受けてきた中で感じたことから、注意したいサインをまとめました。

1. 個人の口座に先にお金を振り込ませる

私の被害はまさにこれでした。

運営会社を通さず、個人とお金を直接やり取りすると、トラブルがあっても間に入ってくれる人がいません。

鑑定が届かなくても、返金を求める先がないのです。

2. 「神様が見える」「霊が憑いている」など、確かめようのない力を強調する

特別な力そのものを否定するつもりはありません。

ただ、誰にも確かめられない力を前面に出す人は、こちらが疑問を持っても「あなたには見えないから」で終わらせることができてしまいます。

3. 不安をあおって、追加のお金を求める

「このままだと不幸になる」「悪いものを祓わないといけない」と不安にさせ、お祓い代や開運グッズの購入をすすめてくるのは典型的な手口です。

まともな占い師は、恐怖でお金を払わせることはしません。

4. 誰にでも当てはまることを言って「当たっている」と思わせる

「あなたは人に気をつかいすぎるところがありますね」「本当は寂しがりなのでは?」。こう言われると、たいていの人は「当たっている」と感じます。

でもこれは、ほとんどの人が自分に当てはまると感じる言葉です。

心理学では「バーナム効果」と呼ばれています。

私の経験では、特に年上の占い師に、こちらの話をリードして答えを誘導してくるタイプが多いと感じました。

当たっていなくても「そういうところがあるでしょう」と押し切られると、なんとなく納得してしまうものです。

言われたことに違和感があれば、「違います」と伝えていいのです。

5. 「私の言う通りにしなさい」と判断を奪う

占いは、あなたが自分で決めるための材料のひとつです。

「別れなさい」「仕事を辞めなさい」「ほかの占い師に相談してはいけない」など、人生の大きな決定を占い師が握ろうとするなら、それはコントロールです。

6. 料金やキャンセルのルールがはっきりしない

何にいくらかかるのか、鑑定がいつ届くのか、届かなかったらどうなるのか。

事前に説明がない、または聞いてもはぐらかされる場合は、申し込みを見送りましょう。

7. 連絡手段がメールや個人のSNSだけ

メールアドレスやSNSのアカウントは、いつでも消せます。

連絡が取れなくなったら、それきりです。

運営者の名前や所在地、電話番号などがきちんと公開されているかを確認してください。

安心して占いを受けるための選び方

私の失敗から言えるのは、「個人を信じる」のではなく「仕組みで守られた場所を選ぶ」ことが大切だということです。

チェックポイント確認すること
運営会社会社名・所在地・連絡先が公開されているか
料金「1分〇円」など、料金が事前にはっきり分かるか
支払い方法クレジットカードや公式の決済を使い、個人の口座に振り込ませないか
占い師の審査運営会社が占い師を審査・管理しているか
口コミ利用者の口コミが公開されていて、悪い評価も見られるか
サポートトラブルのときに相談できる窓口があるか

運営会社のある電話占い・チャット占いという選択肢

今の私がプロに相談するなら、運営会社がしっかりした電話占い・チャット占いのサービスを選びます。

  • 料金は分単位で決まっていて、使った分だけ支払う
  • 支払いは公式の決済なので、個人にお金を送る必要がない
  • 占い師は運営会社の審査を通っている
  • 口コミを見て、自分に合いそうな占い師を選べる
  • トラブルがあれば運営会社に相談できる

もちろん、サービスを使えば絶対に安心というわけではありません。

それでも、個人とメールだけでやり取りしていた私のケースと比べれば、守られている度合いはまったく違います。

もし被害にあってしまったら

「自分が悪かった」と一人で抱え込まないでください。次のような窓口に相談できます。

  • 消費者ホットライン「188」:お近くの消費生活センターにつながります。お金の支払いや契約のトラブルを相談できます
  • 警察相談専用電話「#9110」:緊急ではないけれど、警察に相談したいときの窓口です

不安をあおられて結んだ契約は、条件によっては後から取り消せる場合があります。やり取りしたメールや振込の記録は、消さずに残しておきましょう。

まとめ:占いは「安心できる場所」で楽しもう

  • 本を出している、有名である、というだけで信用しない
  • 個人の口座に先払いするのは避ける
  • 不安をあおる・判断を奪う・誰にでも当てはまることを言う占い師には注意
  • プロに相談するなら、運営会社があり、料金と支払いがはっきりしたサービスを選ぶ
  • 被害にあったら、188や#9110に相談する

占いは、迷ったときに背中を押してくれたり、気持ちを整理する手助けをしてくれたりする、すてきなものです。

私自身、占いに救われたこともたくさんあります。

だからこそ、占いを悪用する人に傷つけられる人が一人でも減ってほしいと思って、この記事を書きました。

自分で占ってみたい方は、タロット初心者の始め方もあわせて読んでみてください。