「ルノルマンカードって、タロットと何が違うの?」
そんな疑問を持っている方も多いと思います。
ルノルマンカードは、全部で36枚。
絵柄もシンプルで、意味も具体的です。
そのため、タロットより覚えやすいと感じる人も少なくありません。
この記事では、ルノルマンカードの基本と、今日から始められる読み方を紹介します。

ルノルマンカードとは
ルノルマンカードは、36枚のカードで占うカード占いです。
名前の由来は、19世紀のフランスで活躍した占い師、マリー・アンヌ・ルノルマン。
ナポレオンの妻ジョゼフィーヌも占ったと伝えられる、有名な占い師です。
ただし、ルノルマン本人がこのカードを作ったわけではありません。
もとになったのは、18世紀末のドイツで作られた「希望のゲーム」というすごろくのようなカードゲームだといわれています。
ルノルマンの死後、彼女の名前を冠して売り出されたことで、占いのカードとして広まりました。
タロットとの違い
| ルノルマン | タロット | |
|---|---|---|
| 枚数 | 36枚 | 78枚 |
| 絵柄 | 家・犬・船など身近なもの | 人物や象徴的な場面 |
| 意味 | 具体的でシンプル | 抽象的で奥が深い |
| 読み方 | 2枚以上を組み合わせて読む | 1枚ずつ意味を読む |
| 逆位置 | 基本的に使わない | 使うことが多い |
| 得意なこと | 出来事や状況を具体的に知る | 気持ちや内面を深く見る |
いちばん大きな違いは、ルノルマンは「組み合わせ」で読むことです。
タロットは1枚のカードからたくさんのことを読み取ります。
一方ルノルマンは、カードを文章の単語のようにつなげて意味を作ります。
たとえば「手紙」と「ハート」が並べば、「気持ちのこもった手紙」「愛の告白」。
「家」と「鍵」が並べば、「家のことで大事な答えが見つかる」。
こんなふうに、とても具体的な答えが出るのがルノルマンの魅力です。
36枚のカード一覧
ルノルマンの36枚には、それぞれ番号と名前がついています。
| 番号 | カード | 主な意味 |
|---|---|---|
| 1 | 騎士 | 知らせ、スピード、訪問者 |
| 2 | クローバー | 小さな幸運、チャンス |
| 3 | 船 | 旅、移動、遠いところ |
| 4 | 家 | 家庭、家族、安定 |
| 5 | 木 | 健康、成長、長い時間 |
| 6 | 雲 | 迷い、不安、はっきりしない状況 |
| 7 | 蛇 | 複雑さ、回り道、女性のライバル |
| 8 | 棺 | 終わり、区切り、休息 |
| 9 | 花束 | 贈り物、喜び、招待 |
| 10 | 鎌 | 突然の出来事、決断、切断 |
| 11 | 鞭 | 争い、議論、くり返し |
| 12 | 鳥 | 会話、うわさ、少しの緊張 |
| 13 | 子ども | 始まり、新しいこと、素直さ |
| 14 | 狐 | 用心、ずる賢さ、仕事 |
| 15 | 熊 | 力、お金、頼れる人 |
| 16 | 星 | 希望、願い、ひらめき |
| 17 | コウノトリ | 変化、引っ越し、改善 |
| 18 | 犬 | 友人、信頼、忠実さ |
| 19 | 塔 | 組織、公的機関、孤独 |
| 20 | 庭園 | 人の集まり、社交、イベント |
| 21 | 山 | 障害、遅れ、試練 |
| 22 | 道 | 選択、分かれ道 |
| 23 | ネズミ | 損失、心配、すり減ること |
| 24 | ハート | 愛情、思いやり |
| 25 | 指輪 | 約束、契約、結婚 |
| 26 | 本 | 秘密、知識、学び |
| 27 | 手紙 | 知らせ、書類、メッセージ |
| 28 | 紳士 | 男性の相談者、または身近な男性 |
| 29 | 淑女 | 女性の相談者、または身近な女性 |
| 30 | 百合 | 平和、成熟、落ち着き |
| 31 | 太陽 | 成功、エネルギー、うまくいく |
| 32 | 月 | 人気、評価、感情 |
| 33 | 鍵 | 答え、解決、確実さ |
| 34 | 魚 | お金、ビジネス、豊かさ |
| 35 | 錨 | 安定、継続、仕事 |
| 36 | 十字架 | 試練、責任、運命 |
最初から全部を覚えなくても大丈夫です。
この一覧を手元に置いて、引いたカードをその都度調べていけば、自然と覚えられます。
始め方と読み方
まずは「2枚引き」から
ルノルマンの基本は、カードを組み合わせて読むこと。
練習には、2枚だけ引いて1つの文にしてみるのがおすすめです。
- 質問を決める(例:「今週の仕事はどうなる?」)
- カードを混ぜて、2枚引いて左から並べる
- 1枚目を「主語」、2枚目を「どんな様子か」として読む
たとえば「魚」と「太陽」が出たら、「お金(魚)がうまくいく(太陽)」。
今週は、収入や仕事の成果に恵まれそうだと読めます。
慣れてきたら「3枚引き」
3枚引きでは、真ん中のカードが話の中心になります。
左右のカードは、その中心を説明する言葉として読みます。

この写真の例では、左から「棺」「指輪」「鳥」が出ています。
中心は「指輪」なので、テーマは約束や契約です。
左の「棺」は終わり、右の「鳥」は会話。
つなげると、「ひとつの約束や契約が終わり、それについて話し合いが起こる」。
仕事の質問なら、契約の見直しや更新の話し合い。
恋愛の質問なら、関係の区切りについて話す時期、とも読めます。
このように、同じカードでも質問によって読み方が変わるのがルノルマンの面白いところです。
本格的な「グランタブロー」
36枚すべてを並べて読む方法を「グランタブロー」と呼びます。
人生の全体像をひと目で見られる、ルノルマンならではの読み方です。
ただし、読み解くにはかなりの慣れが必要です。
まずは2枚引き、3枚引きで、カードの組み合わせに慣れてから挑戦してみてください。
ルノルマンを読むときのコツ
意味を短い言葉で覚える
ルノルマンのカードは、ひと言で表せるものが多いです。
「犬=友人」「鍵=答え」「山=障害」のように、キーワードで覚えるとスムーズに読めます。
ポジティブ・ネガティブのカードを知っておく
太陽、クローバー、花束、星などは、明るい意味のカードです。
逆に、雲、山、ネズミ、棺などは、慎重さが必要なカードです。
明るいカードと並ぶと、慎重なカードの意味はやわらぎます。
組み合わせで印象が変わるので、1枚だけを見て落ち込まないようにしましょう。
相談者のカードを決めておく
「紳士」と「淑女」は、相談者自身を表すカードとして使われます。
男性なら紳士、女性なら淑女を「自分」と決めておくと、グランタブローで自分のまわりのカードを読むときに役立ちます。
タロットとルノルマン、どちらから始める?
どちらか迷っているなら、こんなふうに選んでみてください。
- 具体的な出来事や、この先どうなるかを知りたい → ルノルマン
- 自分の気持ちや、心の奥にあるものを見つめたい → タロット
- 覚えることを少なくしたい → ルノルマン(36枚)
- 絵を見てイメージをふくらませるのが好き → タロット
私はどちらも持っていますが、慣れてきたら両方を使い分けるのがおすすめです。
たとえば「どうなる?」はルノルマン、「どうしたらいい?」はタロット。
こんなふうに組み合わせると、占いの幅がぐっと広がります。
タロットの始め方は、タロット初心者の始め方で詳しく紹介しています。
まとめ
- ルノルマンカードは36枚。身近な絵柄で、意味が具体的
- タロットと違い、カードを組み合わせて文章のように読む
- 始めるなら2枚引きから。慣れたら3枚引き、グランタブローへ
- 同じカードでも、質問によって読み方が変わる
具体的な答えがほしいとき、ルノルマンはとても頼りになるカードです。
まずは2枚引きで、カードとの会話を楽しんでみてください。