ルノルマンの紳士・淑女の意味|顔の向きと距離で2人の関係を読む方法

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Q. ルノルマンで紳士と淑女が出たら、それは誰のこと?

という疑問があるかもしれません。

私の結論としては、紳士と淑女は「相談者」と「相手」に当てて読むことが多いです。

女性の相談者なら、淑女が自分、紳士が相手(彼)です。

そのうえで、私が必ず見るのは2つ。

2枚の顔の向きと、2枚の距離です。

彼がちゃんと彼女のほうを見ているか。

2人が近くにいるか、離れているか。

ここで、恋愛の読み方がかなり変わります。

ルノルマンカード 28番 紳士と29番 淑女(1799年ドイツ「希望のゲーム」)
28番の紳士(左)と29番の淑女(右)。ルノルマンのもとになった「希望のゲーム」(1799年・ドイツ)のカード(パブリックドメイン)

紳士と淑女のカードの基本

項目紳士淑女
番号2829
英語名Gentleman(Man)Lady(Woman)
トランプハートのエーススペードのエース
主な役目男性の相談者、または相談者にとっての男性女性の相談者、または相談者にとっての女性
キーワード男性、パートナー、彼、行動する側女性、パートナー、彼女、受け止める側
逆位置ルノルマンでは基本的に使わないルノルマンでは基本的に使わない

この2枚は、ほかのカードのように出来事や気持ちを表すものではありません。

一般には「人物カード」と呼ばれ、誰の話なのかを示す目印として使われます。

上の絵を見ると、紳士は右を向き、淑女は左を向いています。

多くのデッキでも、紳士は右向き、淑女は左向きに描かれていると言われます。

そのため、紳士が左、淑女が右に並ぶと、2人は向き合う形になります。

ルノルマンそのものの基本はルノルマンカードとは?にまとめています。

女性が占うなら紳士が「彼」、同性同士なら?

紳士と淑女を誰に当てるかは、相談者によって変わります。

私の決め方をまとめると、次のようになります。

相談者自分相手
女性が男性との恋愛を占う淑女紳士
男性が女性との恋愛を占う紳士淑女
同性同士の恋愛を占う相談者に聞いて決める相談者に聞いて決める
恋愛以外(職場・家族など)相談者の性別のカード話に出てくる男性・女性

女性の相談者なら、基本的には紳士が相手です。

迷うのは、同性同士の恋愛のときだと思います。

その場合、私はどちらが男性的で、どちらが女性的かを相談者に聞くことがあります。

カードの性別に合わせるのではなく、2人の関係の中での役目に合わせる、という考え方です。

「自分は淑女、相手は紳士」のように、相談者がしっくりくるほうに決めてから並べれば、読み方は同じです。

顔の向きで「ちゃんと相手を見ているか」を読む

紳士と淑女が出たら、私は顔の向きを見ます。

実際に彼がちゃんと彼女のほうを見ているか。

彼女が彼のほうを見ているか。

ここは、2人の気持ちの向きとして読みます。

向きの組み合わせごとに、一般的に言われている読み方を並べました。

2枚の向き一般的な読み方
向き合っているお互いに相手を見ている、気持ちが通いやすい
背中合わせお互いに別のほうを見ている、気持ちがすれ違いやすい
彼だけが彼女を見ている彼の気持ちのほうが前に出ている
彼女だけが彼を見ている自分の気持ちのほうが強い、相手は別のことに目が向いている
2人が同じ方向を向いている同じ目標や同じ物事を見ている

一般には、紳士が淑女とは反対のほうを向いていたら、彼の目線の先にあるカードに気持ちが向いている、と読みます。

そこにあるのが家なら家庭や自分の生活、手紙なら連絡や知らせのことに気持ちが向いている、という読み方です。

背中合わせに出ても、すぐに「脈がない」と決める必要はありません。

今は気持ちの向きがそろっていない、と受け取ってください。

2枚の距離は「2人の距離感」

もう1つ見るのが、紳士と淑女の距離です。

近くに出たときと、離れて出たときでは、読み方を変えます。

離れていれば、2人の間に距離感がある、と読みます。

2枚の距離一般的な読み方
隣り合っている気持ちや生活の距離が近い
2〜3枚離れているまだ間に何かがある、少し時間がかかる
端と端に離れている今は気持ちの距離がある、接点が少ない
縦や斜めに並ぶ近いけれど、立場や見ているものが少し違う

距離は、住んでいる場所の遠い・近いだけでなく、気持ちの距離として読まれることも多いです。

2人の間のカードは、グラン・タブローのときだけ

紳士と淑女の間にどんなカードがあるかも、私は見ます。

近くに太陽などが出ると、印象に残ります。

一方で、2人の間に障害のようなカードがないかも確かめます。

ただし、これはグラン・タブロー(36枚すべてを並べる読み方)で見るときの読み方です。

5枚などの少ない枚数では、間のカードまではあまり見ません。

5枚の読み方はルノルマンの5枚引きに、36枚の並べ方はルノルマンのグランタブローに書いています。

間に出たときの、一般的な読み方を早見表にしました。

間に出るカード一般的な読み方
太陽(31)関係が明るく進む、うまくいきやすい
ハート(24)愛情でつながっている
指輪(25)約束、結婚、続いていく関係
花束(9)うれしい出来事、好意
星(16)2人で目指すものがある
雲(6)気持ちが見えにくい、迷い
蛇(7)第三者、こじれ、遠回り
棺(8)関係の終わり、止まっている状態
鎌(10)急な別れ、突然の出来事
鞭(11)言い争い、くり返すもめごと
狐(14)本音を隠している、駆け引き
塔(19)立場や壁、距離を置いた関係
山(21)大きな障害、進まない状態
ネズミ(23)少しずつすり減る、不安が増える
十字架(36)重荷、つらさを抱えた関係

障害のカードが間にあっても、そのカード1枚で結論を出さなくて大丈夫です。

2人の向きや距離と合わせて、「今は何が間にあるのか」を知る手がかりにしてください。

片方だけが少ない枚数で出たら

グラン・タブローなら36枚を全部並べるので、紳士と淑女は必ず両方出ます。

3枚や5枚で引いたときに、片方だけが出ることもあります。

一般的には、出てきたほうの人物がその占いの中心にいる人と読まれることが多いです。

たとえば相手のことを占って紳士が出たら、彼自身がその問いの鍵を握っている、という読み方です。

自分の側のカードが出たら、自分の動き方が鍵になる、と受け取れます。

ルノルマンで恋愛を占う全体の流れはルノルマンで恋愛を占うにまとめています。

人に見てもらうときは、今の状況を伝える

自分で並べてみて判断がつかないときは、ルノルマンを使う先生に見てもらう方法もあります。

そのときは、今の状況などを分かりやすく伝えると、先生も判断しやすくなります。

付き合っているのか、まだ片思いなのか、連絡は取れているのか。

それが分かるだけで、紳士と淑女の向きや距離の読み方が具体的になります。

同性同士の相談なら、どちらを紳士・淑女として見てほしいかを先に伝えておくと、話が早いです。

何をどう聞けばいいかは占い師への質問・相談の仕方と例にまとめています。

自分で読むのが難しいときは

カードの意味は分かっても、自分のことになると冷静に読めない。

そんなときは、ルノルマンが得意なプロに読んでもらうのもひとつの方法です。

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今日やること

36枚をすべて並べて、まず紳士と淑女を探してください。

見るのは2つだけです。

2人が向き合っているか、背中合わせか。

2人が近くにいるか、離れているか。

グラン・タブローなら、そのあとに2人の間のカードを1枚ずつ見ていきます。

最初から全部を読もうとせず、2枚の向きと距離だけで、今の2人の関係を一言にしてみてください。