ルノルマンの塔のカードの意味|タロットの塔との違いと恋愛での読み方

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ルノルマンで塔が出ても、タロットの塔のような「崩れる」「衝撃」のカードではありません。

ルノルマンの塔は、高い所に一人で立っているカードです。

私がこのカードから受け取るのは、高いところ、野心、階級、孤立の4つです。

恋愛で出たら、私は「孤立している。プライドが高くなっている」と読みます。

名前が同じなので混ざりやすいのですが、読み方はかなり違います。

ルノルマンカード 19番 塔(1799年ドイツ「希望のゲーム」)
19番の塔。ルノルマンのもとになった「希望のゲーム」(1799年・ドイツ)のカード(パブリックドメイン)

タロットの塔とルノルマンの塔の違い

先に、2つの塔を並べておきます。

比べるところタロットの塔(16番)ルノルマンの塔(19番)
絵雷が落ちて、人が落ちていく丘の上に、高い塔がひとつ建っている
芯の意味突然の出来事、大きな変化高い立場、野心、孤立
時間の感じ一瞬で起きる長く立ち続ける
恋愛で出たら関係が大きく揺れる心の距離がある、プライドが邪魔をする
怖さ強いそれほど強くない

タロットの塔は、私の中では「衝撃的な変化」「価値観が変わる」カードです。

詳しくはタロット「塔」の意味に書いています。

ルノルマンの塔は、壊れません。

1799年版の絵でも、塔は丘の上にまっすぐ建っているだけです。

高いので遠くまで見渡せますが、まわりに人はいません。

この「高い」と「一人」の両方が、ルノルマンの塔の意味になります。

タロットとルノルマンの違い全体は、タロットとルノルマンの違いで比べています。

塔のカードの基本

項目内容
番号19
カード名塔(The Tower)
トランプスペードの6
キーワード高い所、野心、地位・階級、孤立、組織、役所・会社
逆位置ルノルマンでは基本的に使わない

一般には、会社や役所、学校のような大きな組織を表すカードとも言われています。

高い建物から、上下の関係や、権威を表すこともあります。

ルノルマンには、ほかにも建物のカードがあります。

建物のカード一般的な読み方
家(4)家庭、安心できる場所、身内
塔(19)組織、高い立場、一人でいること
庭(20)人の集まり、社交、つながり

家は「内側の安心」、庭は「人とつながる場所」です。

塔はその間で、「人の上に立つ」「人から離れる」に寄っています。

塔の「野心」と「孤立」は、どちらで読む?

塔が出て迷うのは、前向きな「野心」で読むか、さみしい「孤立」で読むかだと思います。

一般には、問いの中身と隣のカードで分けると迷いにくくなります。

こんなとき塔の読み方
仕事・目標・昇進の問い野心、上を目指す、立場が上がる
恋愛・人間関係の問い孤立、距離がある、プライド
隣に人のカード(犬・庭など)一人ではない。孤立は弱まる
隣に十字架や棺孤立が重くなる、閉じこもる

上を目指すことと、一人になりやすいことは、裏表の関係です。

高く登るほど、まわりから離れていきます。

塔が出たら、「今、私は高い所にいないか」と考えてみると読みやすくなります。

恋愛で塔が出たら?

恋愛の相談で塔が出たら、私は「孤立している。プライドが高くなっている」と伝えます。

自分か相手のどちらかが、高い所から降りられなくなっている状態です。

たとえば、自分から連絡するのを意地で避けている、さみしいのに平気なふりをしている、という状態です。

そういう気持ちが、2人の間に距離を作っていることがあります。

恋の状況塔の一般的な読み方
片思い相手が遠い存在に感じる。高嶺の花
付き合っている意地を張って、どちらも歩み寄れていない
相手の気持ち心を閉じている、一人の時間が必要
復縁プライドが邪魔をして、連絡できていない
結婚立場や家柄の違いを気にしている

塔が出ても、関係が終わるという意味ではありません。

塔は壊れるカードではなく、そこから降りれば距離は縮まるカードです。

恋愛のルノルマン全体の読み方は、ルノルマンで恋愛を占うにまとめています。

仕事・お金・暮らしで塔が出たら

恋愛以外では、塔は「高さ」や「組織」の意味が前に出ます。

占ったこと塔の一般的な読み方
仕事大きな会社・組織、昇進、上を目指す
転職大手や公的な仕事、立場が上がる
お金長く続く安定、一人で抱えすぎない
人間関係上下関係、近寄りがたい人、孤立
健康一般には長寿と読まれることもある

仕事では、野心が良い方向に出るカードです。

ただ、上を目指すほど、相談できる人が減っていくこともあります。

隣のカードで、塔はどう変わる?

ルノルマンは、隣のカードとつなげて読みます。

塔は、隣のカードに「高さ」か「孤立」を足すと考えると分かりやすくなります。

良いカードでも、隣に十字架や棺があると読み方が変わります。

隣のカード一般的な読み方
星(16)高い目標、野心が形になる
太陽(31)成功して上の立場に立つ
指輪(25)組織との契約、立場のある人との約束
手紙(27)役所や会社からの書類・知らせ
ハート(24)打ち明けられない想い、高嶺の花への恋
狐(14)組織の中の駆け引き
木(5)長く続く、一人で過ごす時間が長い
本(26)学校、研究、一人で学ぶ
十字架(36)一人で重荷を抱えている
棺(8)閉じこもる、孤立が深まる

棺は、止まる・終わるを表す、警告のようなカードです。

塔の隣に出たら、「一人で閉じこもっていないか」を見直す合図と受け取ってください。

塔は、怖いカードではない

ルノルマンの中で、私が出ると身構えるのは鎌、鞭、山、ネズミです。

塔はそこに入っていません。

身構えるカード塔との違い
鎌(10)突然の出来事。塔は急に起きない
鞭(11)攻撃的。塔は攻めず、離れる
山(21)困難、遅れ。塔は高いが、道をふさがない
ネズミ(23)小さなトラブル。塔は傷まない

タロットの塔のイメージで怖くなった方も、ルノルマンでは落ち着いて読んで大丈夫です。

それでも、一人でいることがつらくて、自分では落ち着いて読めないときは、人に見てもらうのもありだと思います。

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自分で読むのが難しいときは

カードの意味は分かっても、自分のことになると冷静に読めない。

そんなときは、ルノルマンが得意なプロに読んでもらうのもひとつの方法です。

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塔が出た日は、一段だけ降りてみる

塔が出たら、今の問いの中で自分が高い所に立っている場面を1つ思い浮かべてみてください。

意地を張っている返事、言えていない「さみしい」、頼れずに抱えている仕事。

その中から1つ、一段だけ降りてみます。

先に連絡する、一言だけ本音を言う、誰かに少し手伝ってもらう。

塔は、高い所から見渡せる強さと、降りられる柔らかさの両方を持てたときに、いちばん良く出るカードです。

並べ方の基本はルノルマンの5枚引き、全体をまとめて見るならグラン・タブローを参考にどうぞ。

ルノルマンをこれから始める方は、ルノルマンカードとは?から読むと全体がつかめます。